小沢城址

菅仙谷一丁目の北側、平地を見下ろす台地。標高80mの丘にある稲毛三郎重成の子、小太郎重政の居城跡。


 

薬師堂

菅北浦四丁目の丘陵に入り込んだ谷の入口の三沢川の奥にあります。これは稲毛三郎重成が亡き妻(北条政子の妹)の供養のために建てた堂宇です。




菅の獅子舞

この薬師堂で行われる獅子舞は、古い伝統を持つもので江戸時代に一時中断していましたが、明和8年(1771)に復活し現在に受け継がれているものです。この「薬師堂獅子舞」は神奈川県の無形民俗文化財指定されており毎年9月12日前後の休日に、獅子舞と相撲大会が奉納されます。



子之神社(元村社)

菅北浦5丁目、鎌倉時代の創建と云われている。鎮西八郎為朝、左馬頭義朝、源義経ゆかりのある神社。元旦(初詣)1月9日(お的神事)、10月(例大祭)11月15日(七五三祝)本殿一棟が市指定重要歴史記念物になっている。子之神社の祭神はおとぎ話「いなばの白うさぎ」で有名な”オオクニヌシノミコト”です。昔、矢の根(矢じり)を源義経が母親(常盤御前)からもらいうけ、菅のお寺に納めた。その後、村の人々は近くにあった「子の神」の祠に御神体としてまつり、村の鎮守とした。そのことがあって「根の神社」と呼ばれるようになったと伝えられている。明治10年頃に再び「子之神社」とした。



八雲神社

菅2丁目、鎌倉時代の創建と云われている。祭神は素戎鳴尊(スサノオノミコト)元旦(初詣)1月15日(お日待講)7月(例大祭)

寿福寺

市指定重要歴史記念物「国一禅師座像」がある。仙谷山寿福寺といい「江戸名所図絵」によると。川崎市内で最古の臨済宗建長寺派の寺で、寺格は別格本山である。

玉林寺

市指定重要歴史記念物「紙本着色仏涅槃図一幅」がある。洞雲山玉林寺といい、寿福寺11世、蔵雲山法沢西庵和尚が開山した古いお寺である。明治7年寺子屋から発展した「菅育学舎」が天真堂とともに菅小学校のもとになった。

長松寺

室町時代に南樹法泉禅師が開山したと伝えられている。延命山長松寺といい、臨済宗建長寺派の寺で市内にある寺で石地蔵が一番多いといわれています。

法泉寺

大谷山吉祥院法泉寺といい、天台宗の寺である。明治32年に法泉寺の浮岳暁文和尚が私立成志学校を設立し、明治42年まで青少年の教育に大きな功績を残した。

福昌寺

金剛山福昌寺といい天台宗の古い寺である。大正12年に落雷で焼失したため寺の歴史についての古文書は残っていない。新編武蔵風土記には、賢心阿闍利が開山したと書かれている。