菅のトリビア【25】八幡神社(菅仙谷)

25.八幡神社

寿福寺門前の八幡山が昭和30年代に、殖産住宅により「みどりヶ丘」住宅として宅地開発され、八幡山の八幡神社は寿福寺の裏山に移されました。この八幡宮は天喜2年(1054)、源頼義・頼家父子が奥州征伐の途中に寿福寺に立ち寄り開運祈願し、康平7年(1063 )に奥州より凱旋のおり、戦勝の礼をしてこの地に祀られていた天神社に八幡宮を併祀したことが起源とされ、八幡さまと呼ばれ親しまれていました。寿福寺は鎌倉との関係が深く、鎌倉八幡宮に習って一の鳥居から三の鳥居まで造られ、見晴らしの良い高台に建ち、そこからは菅の街が見渡せました。現在の寿福寺裏山の八幡神社にも参道には、一の鳥居から三の鳥居まで造られています。(画像は現在の八幡神社スケッチ)

八幡山の八幡神社 (提供:原島勝夫)