菅馬場1 長屋門【51】

この回からは、菅馬場をご紹介します。
その昔、寺尾若狭守の居城の近くに馬場があったからとか、あるいは代官屋敷の馬場があったからともいわれますが定かではありません。現在の1丁目と2丁目の大部分は以前の馬場耕地、他は馬場谷(ばんばやと)、北浦谷(きたうらやと)から成ります。

菅馬場1 長屋門(ながやもん)
馬場1丁目の土淵よりに、江戸時代に下菅村の名主(領主からその地域の経営を請け負い、年貢を納める役目を担った家)をしていた佐保田家の長屋門が残っています。
江戸時代の後期に建てられたものと思われます。屋根は茅葺き(かやぶき)・切妻造り(きりづまづくり)でしたが、今は瓦葺き(かわらぶき)になっています。近くには郷倉(ごうぐら:年貢米の保管場所)もあり、府中街道沿いには「高札場(こうさつば)」(幕府の御ふれを掲示する場所)もありました。(菅村、中野島村、上菅生村共用)

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