菅のトリビア【34】アカスジカメムシのイラストタイル(菅)

34.アカスジカメムシのイラストタイル

三沢川右岸の護岸コンクリートに埋め込まれたタイルには、神奈川県に生息する昆虫が描かれている。アカスジカメムシは体長10ミリ前後のカメムシ科の昆虫。セリ科の植物、セリ、ニンジン、バセリ、フェンネルなどを好み、花の蜜や種子の汁を吸う。毒々しい赤と黒のストライプ模様の警戒色で鳥からの捕食を免れている。このような警戒色をもつカメムシは悪臭を出さないものが多い。他のタイルには、スズメバチ、カナブン、トノサマバッタ、ウバタマムシなどが描かれているが、一般的に親しまれ、好まれている昆虫は描かれていない。昭和 50年代の護岸工事で付けられたタイルと思われるが、50年の経過で色も剥げ形も見分けられなくなっている。アカスジカメムシは最初からアカスジカムシと誤植されている。