菅のトリビア【8】長寿の松(菅)

8.長寿の松

八雲神社の参道入り口から見ると、社殿を覆うがごとく松の木が枝を張って立っている。境内にはこの松の木のみがあるので、その放つ存在感は大きい。今から150年前、明治初期の八雲神社の写真にも写っていて、その樹形はほとんど変わっていない。八雲神社がある場所には元々は神仏習合の神、牛頭天王を祀る福泉寺が建っていたが、明治初年の神仏分離令で祭神を素戔嗚尊(すさのおのみこと)と定め、八雲神社として独立した。
上菅の人々は子どもの頃に境内で大祭や催しがあった時に、この松の木に登って眺めた思い出を持ってる方が多いようです。生命力が強く、長寿と繁栄を象徴するこの黒松を、大切に守って行きたいものです。(右は明治初期の茅葺きの八雲神社)