菅のトリビア【5】薬師堂の山茶花(菅北浦)
5.薬師堂の山茶花
薬師様は病気の苦しみを除いて安楽を与えてくれる仏様です。特に菅薬師は眼病を直してくれる、安産にご利益がある仏様として知られ、 「稲毛の安産薬師」として有名で多くの人々が近郊からもお参りにやって来ました。また、お堂の左側にある山茶花の木は、かなり大きな立派な木で幹の根元は一本ですが、上へいくと枝が次々と結びつつ分かれるように見えるため、縁結びの木とされ若い男女が良縁を、妊娠の女性が安産を願って祈りに来たそうです。枝に「安産花」と書かれたお札が下げられたりしました。お堂の前にそびえ立って入る、樹洞(ウロ)のあるケヤキの大木は樹齢数百年はあると思われます。川崎市の保存樹木に指定されています。(右は薬師堂の山茶花の花)