菅城下1 三沢川【17】
菅のスケッチ散歩 第17話からは、城下地区をお届けします。
三沢川を越えた仙谷の小沢峰にかつての小沢城があり、その真下にこの地があたることからついた地名です。三沢川沿いの穴澤天神の下から天神下堀周辺にかけては天神下といい、菅では柳町とならび肥沃な土地でした。
城下の1話目は、三沢川です。
三沢川
かつては百村川(もむらがわ)と呼ばれていた三沢川。源流は麻生区の黒川あたりで、稲城市を流れ城下で川崎市に入り二ヶ領用水に合流していました。三沢川は大雨の際、ばしば洪水をおこし被害が大きかったので、昭和18年(1943)頃から多摩川に水を放流する工事を始めました。しかし、大きな台風による増水や崖崩れ、多摩ニュータウンなどの土地開発による雨水の流入量の増加などで工事が遅れ、計画を始めて約50年を経過した平成3年(1991)の新三沢川橋工事を最終に改修工事がやっと完了しました。