菅のトリビア【58】やっかがし(焼嗅がし) (菅の各地区)

58.やっかがし(焼嗅がし)

菅の各集落では、節分の豆を炒るとき、炉の火に臭気の強いものをくべて悪臭を出し、「稲の虫のロを焼き、麦の虫のロを焼き」など臭気を強調する言葉を唱えながら豆をかき回します。また、イワシの頭を火に炙り、ツバを吹きかけながら焼きます。これは、害虫や鳥獣の一年間の活動を封じ、鬼や疫病神などを追い払うおまじないです。焼いたイワシの頭は柊(ヒイラギ)の枝に刺して門戸や戸口に飾ります。
柊のトゲが鬼の目を刺すので、門戸から鬼が入れないのです。やっかがしは焼い嗅がし(やいかがし)とも言われ、住吉神社では毎年巫女たちが、イワシ1000匹の頭を焼いて、その臭いをタタミ1畳分の大うちわであおぎ、厄払いをする平安時代からの「焼嗅がし神事」という節分祭を行なっています。

イワシ柊(イメージ)