菅のトリビア【41】菅北浦緑地湧水地(菅北浦)

41 .菅北浦緑地湧水地

菅薬師堂や子之神社に隣接して菅北浦緑地が広がっている。旧日本住宅公団が西菅地区区画整理事業を計画する中で、「緑の憲法」と呼ばれる川崎市自然環境保全条例が制定され、川崎市が公団に計画の見直しを要請し、確保された5.5 haの保全緑地の一部である。多摩丘陵の自然が貴重な文化財とともに、一体となり保全されている。昔は丘陵地区に何ヶ所かの湧水が見られたが、旧三沢川の大谷(おおやと)橋近くの一角に湧水地が残っている。東日本大震災の時に一時枯れてしまったが、2年ほどしてまた湧き出している。道路を挟んた東側の菅北浦緑地には、菅町会が災害時の生活用水を確保するために掘削した4基の井戸が並んでいる。 (画像は「この水は飲めません」の注意看板)