菅のトリビア【21】大きな椋の木(菅馬場)

21.大きな椋(むく)の木
旧三沢川が下河原橋を潜りニケ領用水と合流する場所に、大きな椋の木がそびえ立っている。二ヶ領用水沿いでは一番の高木と思われるが、樹名がわからなかったか、今までその紹介はなされていない。椋は落葉広葉樹の高木で20m以上の高さになる木もあり、三重県津市には天然記念物指定の樹齢1500年もの大椋もある。秋には直径10mm前後の球形の果実をつけ、熟すと黒紫色になり味は非常に甘く、食用になる。鳥の名になったムクドリ、ヒョドリ、オナガ、キジバト、メジロなどが群れをなして食べに来る。樹名の由来はムクドリが食べに来るからの他に、木が古くなると樹皮が細長く剥片となり剥(ム)けるから、木工用のヤスリにするので「木工の木」の転訛などがある。
(右は椋の木の実)
