菅のトリビア【18】自噴水(掘抜き)の井戸(菅仙谷)

18.自噴水(堀抜き)の井戸
掘抜き井戸は地層の傾斜している丘陵地の付近を掘る井戸で、地下数 10mまで掘り下げ、圧力の高い地下水を噴出させるものです。昭和時代になると、菅ではいくつもの試し掘りで井戸が造られましたが、特に湧出量の多かったのが仙谷の掘抜き井戸です。この井戸は大丸用水の水不足を補うために、上菅の農家が共同で掘ったもので、農家が灌漑用として利用するのが目的でしたが、いつも水がこんこんと湧き出ていて、喉の乾きを潤すために誰もが利用しました。仙谷の掘抜き井戸ができてから間もなく、菅小学校でも井戸を掘ることになり、井戸掘り名人により1ヶ月の難工事のすえ完成、井戸の深さは150mほどあったそうです。(画像は自噴水:イメージ) (下記は自噴水井戸跡)
