菅の獅子舞ポスター

令和5年度の川崎市立西菅小学校3年生の総合授業の時間に制作されたポスターをご紹介します。

子どもたちが県指定無形民俗文化財である「菅の獅子舞」について調べて学び、獅子舞の観客、躍り手が減っていることを地域に知らせ、薬師堂の獅子舞を地域のみんなで守っていきましょうとポスターで呼びかけてくれています。

雌獅子隠し

~獅子舞の説明~
菅の獅子舞とは837年前からある踊りです。837年前というと1187年、源頼朝が鎌倉幕府を開くぐらいです。獅子舞の中には臼獅子(きゅうじし)、雌獅子(めじし)、雄獅子(おじし)がいます。獅子舞の中にはいかさま博打などのお話がありますがその中の1つが「雌獅子隠し」です。雌獅子隠しのあらすじとは、まず臼獅子と天狗が雌獅子を隠します。そして雄獅子が雌獅子をさがします。そして雄獅子が臼獅子と天狗が雌獅子を隠していることに気づいてしまいます。そこからはぜひ獅子舞をご覧ください。

~私達の思い~
私達は獅子舞についてこのポスターを見た人に獅子舞を見に行ってもらいたいです。そして興味を持ってほしいです。この獅子舞の話には、「雌獅子隠し」以外にも「いかさま博打」というお話もありますのでぜひご覧ください。

~このポスターを見てくれたひとへ~
獅子舞を見てみよう、見た時の気持ちがお伝わりしたならば、薬師堂に足を運んでみてください。

~菅の獅子舞の見分け方~
雄獅子は、角(つの)が生えていて強さが伝わってきます。雌獅子は角は、ありません。臼獅子は角がくるくるしています。


837年前から続く

始まり
1187年に菅の領主だった稲毛三郎重成が、妻の供養のために、薬師堂を建てた時に子どもたちに「獅子戯れの舞」を舞わせたことが始まりといわれています。

目的
①五穀豊穣(穀物などの実りが豊作でありますように)
②天下泰平(菅のまちに事件が無く、平和でありますように)
③疫病退散(流行りの病が菅のまちに入ってきませんように)
④風雨和順(雨や風、台風などが来ず、おだやかな気候でありますように)


みんな見に来てね

神奈川県無形民俗文化財である「菅の獅子舞」
  西暦1187年(837年前!!)から。
●日にち 9月12日に近い日曜日
●場所  重成山極楽寺(薬師堂)の中の土俵
●目的  菅の人々が1年を無事に過ごし、豊年を願うため。