菅稲田堤5 上河原堰【46】
「上河原堰(かみがわらぜき)」は二ヶ領用水(にかりょうようすい)の取水のため、多摩川で初めて造られた取水堰(しゅすいぜき)。昔は蛇籠(じゃかご)などを使った取水堰でしたが、コンクリート造りになったのは昭和20(1945)年です。砂礫(されき)層の上に建設されたので「浮き堰堤(うきえんてい)」とも呼ばれていました。しかし台風による洪水で破損し、現在のようになったのは昭和46年(1971)で、調布側に魚道(ぎょどう)つきの固定堰、川崎側に洪水吐(こうずいばき)ゲート3門に管理橋と魚道が設置されました。
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